歯の経過は順調.ちょっと違和感のようなものがあるけどそんなに気にならないし,なによりも痛くないのがいちばん.このまま順調に行ってくれればいいんだけど.


水曜日の夜オフィスで勉強したあと,9時くらいに家に向かって大学の近くを歩いていると,横を歩いているおっさんがいきなり'One two three, viva A~~'と叫び始めたのでかなりびっくりした.単なる酔っ払いっぽかったんだけど,最後の「ア〜」の部分がわからなかったので何を言っているのかわかんない.彼は驚く私を尻目に,このフレーズを連呼して足早に去って行った.面食らったものの気を取り直して歩き始め,Nicolson SquareのあたりまでくるとなにやらSquareの広場で集まって大騒ぎしている20-30人くらいの集団を発見.この集団もさっきと同じくOne two three, viva ~~と叫んでいた.振り回している国旗を見るとどうやらアルジェリア人のようだ.あ,そういえば今夜はアルジェリアvsエジプトのワールドカッププレーオフがあったな,と思いだして納得.アルジェリアが勝ったのか.あのおっさんは'One two three, viva Alge!'と叫んでいたわけだ.家に帰って調べると,アルジェリアはW杯は24年ぶりのようで.そりゃ興奮するわな.ちなみにこのNicolson Squareのあたりは中東系の移民が多く住んでおり,中東系カレーショップやスーパーマーケット,さらにはモスクまである,エディンバラの一大中東・アラブコミュニティである.


先週半ばのW杯狂想曲はこれに収まらず例のフランスvsアイルランドのハンド事件など,大学でも話題はW杯予選でもちきり.スコットランドではイングランドに比べてスポーツと階級の相関関係が低くミドルクラスもふつうにサッカー好きな上に,ヨーロッパ出身の人たちはおしなべてサッカー狂率が高いので,だいたい2-3人集まるとサッカーの話になる.私もサッカー狂のひとりなので話には困らないからいいけど,野球ファンの人はけっこう話を合わせるのがたいへんかもね(その場合はアメリカ人となら話し合うけど).


アメリカ人といえば,友達のジョン(アラバマ出身なのでみんなに「アラバマ・ジョン」と呼ばれている)が来週アメリカに帰るので,今日はパブでお別れ飲み.ジョンと初めて会ったのは今年5-6月ごろのどこかのパーティで,同じ18世紀スコットランド政治史を勉強している(彼は修士でジャコバイト)ということもありだんだん仲良くなった.今年PhDをやる計画だったのが奨学金がとれず,アメリカに帰ることになってしまったのだ.日本の空手とか武道に精通している(私より詳しい)乗りのいい男.年が近いこともあって気が合ったんだけど,残念ながらエディンバラを離れることに.せっかく会って友達になったのに,すぐにお別れが来てしまう.留学生の常とは言え,やっぱり寂しいな.うん.


その一方で,来週は2008-9年度の学生の卒業式があるので,8月に修士が終わって国に帰った友達たちがエディンバラに戻ってくる.みんな2-3日とかだけど,ひさしぶりに会えるのはうれしいもんだね.その連中とのパーティに加えて,来週は友達の誕生日パーティ,PhD終了卒業パーティ,あとなんかあったっけ......とにかくここ2週間は飲みだのパーティだのがたくさんある.次の章があるから勉強しなきゃいけないのにな.うまくやらねば.