オバマかマケインか

私のデスクがあるスコティッシュ・ヒストリーの院生オフィスには,いま私を含めて5人のPhDの学生がいる.そのうち3人がアメリカ人.なので最近,とくにここ数日は必然的にオフィス内での会話はアメリカ大統領選挙の話になる.昨日今日なんかは顔を合わせればその話で,彼らは「今日は寝れないなー」とか「夕方から寝て3時くらいに起きるつもり」と言って帰って行った.


彼らに限った話ではないが,こちらの学生は日本に比べてとても政治的.オフィスでもパブでも(もちろん毎日ではないけど)イングリッシュの友達は労働党か保守党かで話をするし,スコティッシュの友達は合同か独立かの話をするし,アメリカの友達は大統領選挙の話をする.「あっそう」とか言ってられるのは日本くらいだ.ただアメリカはやはり別格で,国籍に関係なくみんなこの大統領選挙には非常に高い関心を持っている.やはりみんなアメリカの政治が世界を変えるということを知っているのだ.


うちのオフィスメイトは3人ともオバマ支持で,在外投票をとっくに済ませている.そのうちひとりはオバマ陣営に選挙資金の寄付までしたそうだ.というか,ブリティッシュでもアメリカンでもマケインを支持する,あるいは支持すると公言している人は私の周りにはひとりもいない.誰もがオバマに勝ってほしいと思っているし,オバマが勝つと思っている.そのぶんアメリカ人は「もしマケインが勝っちゃったらどうしよう......またアメリカは! とか言われる」といってナーバスになっているけど.


さて,どうなるか.