西洋史学会雑感

出てないくせに雑感です.この土日は西洋史学会だったみたいっすね.今年は松江かー.行ったことないから行ってみたかったけどなー.っていうかそれ以前にいろいろ報告を聞いて回りたかった......オンライン登録ができるようになった(らしい)のはとてもいいことだと思うけど,そこで留まらずにいつの日か世界中にネット配信,報告もコメントも地球のどこからでもできるようになる!――とかならないかな.まあ技術的にはすでに全然可能なはずだけど,問題はコストやね.


やっぱ留学してて一つ不便なのは,日本の学界の情報・状況がぜんぜんわからなくなっちゃったこと.日本語の出版物読めないし,人から話もきけないし.まあ日本にいた時もそんなに情報通じゃなかったですけど.じゃあその分こっちの学会事情に詳しくなったかっつうとそれもちと微妙な気がする......いやリサーチで手いっぱいなのと,あとロンドンとかオクスブリッジが遠いのと.まあスコットランド史だからいいのか?(いや,よくないだろぜんぜん......)とにかく話を戻すと,こういう留学生のためにも,私がやってたみたいに誰かブログかなんかで研究会とか学会のレポやってくれ,ってことです.あ,こう考えると,Mt-KB.com/blogはけっこういい役割をはたしていたのか.誰もそういう風には褒めてくれなかったけど(笑)


ちなみにどこかの部会でエディンバラでPhDを取得なさった私の先輩方が報告なさったそうですね.しかも二人連続で.岩住さんはいちどお会いしたことあるんだけど,もう一人のお方は面識ないんだよね.Dickinson先生のお弟子さんだという話ですが......しかしイギリスの同じ大学でPhD取った人が連続で西洋史学会で報告するなんて,10年前,いや5年前でもなかなか考えられなかったんじゃないでしょうか.すごい時代になったもんです.でも一方でこの状況は,イギリス留学やPhD取得っつってももう珍しくない,ということの証明でもある.あなたたちの世代からはPhD取っても就職には役に立ちません! といつだっけか某先生が喝破した通りになっていくんでしょうね.じゃ,俺らどうすりゃいいんで?


ま,そういうことは取ってから考えろって話だな.

ps

西洋史学会」でいろいろ検索してみたけど,なんだ,意外とブログとかやってる人いるじゃないか.特にYahooとかniftyとかでブログ検索するとおもろい.へーあの人がブログはじめてたのか......とか,おぉ,こんな院生も......とか.こののぞき見感覚がなんとも言えず楽しいわい.ムフフ(笑).今回見つけた諸ブログの方々,ed.ac.ukからアクセス来てたらそれは私です.今後チェックさせていただきますんでよろしく〜!