おいおいもう4月かよ……時間たつの早すぎ.


今週月曜からsummer time導入で,夜8時でもまだ薄明るいくらいになってきた.でも時期外れの寒波到来で,日中は6-7℃くらい.昨日一昨日と雪まで降った.いつになったら本格的に春になるのかな.


月曜にMurdoch先生とDickinson先生と面談(Pentland先生はこの日は都合が悪いということで,来週か再来週に面談予定).このあいだ提出した博論第5章の下書きについて.なんかすでに面談は役割分担が明確になってて,Murdoch先生はスケジュールや計画の調整役という感じで,あまり内容については突っ込んだコメントはしてこない.この先生はいつもこうで,他の学生にもそうらしい.いっぽうDickinson先生から的確で細かいコメント・アドバイス・質問がバンバン来るので,もうこの人がprimary supervisorという感じ(エディンバラ歴史学科ではいちおう第一指導教員=primary,第二指導教員=secondaryという区分がある).私自身がDickinson先生に影響を受けていることもあって,あまり彼と私のあいだで意見の齟齬というのはなくて,「ここくわしく書いてないけど説明した方がいいね」とか「こういう議論も入れたほうがいいね」というコメントに「そうっすね」「もっともです」となってしまい(いや悪くないんだけど),いつもこんな感じで面談は進んでいく.相変わらず英語に対するチェックも変態的にmeticulousで,頭が下がります.彼がいなかったらやばかったなほんと.


今回も面談の終わりに身に余るお褒めの言葉をいただいて,本当にうれしかった.彼曰く,"I'm impressed with your English. It has some very minor mistakes, but it's very clear and sophisticated. It's pretty good, better than some American students"ということだ.ほんとかよ……と思ったけど,Dickinson先生は学生にお世辞言うような人じゃないからそうなんだろう(アメリカ人にも英語下手な奴いるだろうし.私の日本語があまり素晴らしくないのと同じで).内容に関しては,ドラフトだから議論がちょっとラフだけどリサーチは良くしてるし良い史料見つけてきてるし,solidだしscholarlyだしとてもいいよ,ということだった.いやーあんた……あのDickinsonからのお言葉,これは素直にうれしいっすよ.締めの言葉は"We have no doubt about your intellectual and linguistic ability to write a thesis. But we still push you". 早めに下書き仕上げちゃおう,というメッセージ.


Dickinson先生が部屋を出てから,Murdoch先生が"Professor Dickinson is a very demanding historian. So you should be proud of that."と言ってくれた.Murdoch先生って控えめで自分の意見滅多に言わない人なんだけど,なんかこれはうれしかったな……でも最後には"But we want to read your next chapter draft soon." はい.がむばります.