ECSSS@St Andrews終了〜.ペーパー読んできました.我々のパネルは学会の最後だったのと,18世紀スコットランド政治史についてのものだったので,正直あまり客入りはよくなかった(この学会は思想史・文学史・そしてなによりスコットランド啓蒙が主体なので,我々にとってはアウェーに近い).15人程度.でもProf. Whatleyが来てくれて私のペーパーにコメントくれたのはうれしかった.基調講演で訪れていたProf. Smoutとも初日に話をしたんだけど,彼は3日目は不参加ということで,ペーパー読んでみたいからメールで送ってくれ,と言われた.興味を持ってくれただけでもうれしいですわ.


しかしやっぱり20分≒2800語というのは短い.でも他の報告をいろいろ聞いているととてもうまくまとめている人もいるので,すごく参考になった.私のペーパーはまあ評判は悪くなかったけど,実際はどうかな〜.みんなふつうは面と向かってはポジティヴなことしか言わないし(笑),しかも最後の最後だったから,終わった後に話をするとかあまりできなかったし.まあこれで論文書くからそのうちわかることでしょう.


今回もいろいろと知り合いが増えたけど,この学会で私のほかにもう一人日本人で報告に来ていたスサトさんという方(漢字がわかんない)とお話をさせていただいた.ヒューム研究をやっている関西大学の方で,いまオックスフォードに1年間滞在しておられるのだとか.今回はヒュームの政治論についての報告をなさっていたけど,英語で思想史やるっつうのは私からしたらすげー,としか言いようがない.というか思想史じたい,頭よくなきゃできないしなー.今回の学会でほんとそう思った.新しく会ったドイツ人の研究者(二人,そのうち一人はDickinson先生のお弟子さんで今CambridgeのDarwinでPD fellowやってる人)とか頭切れすぎだわ......恐ろしや.凡庸な私は地べた系で地道に史料コツコツ読んでいきますかね.