水曜に指導教員たちと面談.Dr Murdoch, Professors Devine & Dickinsonという顔ぶれ.Murdoch先生からはすでにメールでコメントをいただいていたので,Devine先生とDickinson先生からそれぞれ意見をもらった.それぞれあまり細かい点を尋ねるというよりは,この章の言いたいことや史学史上の意義をはっきりと述べろ,先行研究との違いをはっきりさせろ,などの(当たり前すぎる)点にコメントしてきたので,ちょっと拍子抜け.まあ私としてはその辺は序章でまとめて書くのかと思っていたので今回入れなかったのだが,全体の序章を書いてない段階なので,その辺を先生たちがはっきりさせたいのは当然といえば当然だな......ちょっと近視眼的になりすぎてたかも.


まあ今回の章はあまりオリジナルな議論はできないんでないか,とはじめからちょっと弱腰で書いていて,そのうえ先行研究に思いっきり引っ張られるという感じで,いちおうディティールはあるんだけど,ほとんど自分のアーギュメントを盛り込めていなかったのは確か.叙述が中心になっていてアーギュメントがない章だと,コメントはしづらいよなー.それは書き終わってから微妙に気づいてたことでもあるので,何気に反省した.これではいかんわ.次の章はちゃんとやります.あと二人とも草稿の英語にちゃんと手を入れてくれたので,それは助かった(Murdoch先生はなぜかやってくれない).特にDickinson先生のチェックは密度がとても濃いので,すごくありがたい.やはりDickinsonは神.


草稿についての議論が終ると今後のスケジュールに話が移り,Devine先生が「博論の全体の時期を2年目の終わりまでにカバーする必要がある」と話をはじめ,そうだそうだ,という感じになり,結果的に8月までにあと3つの章の草稿を書くことになった.これは博論全体の約半分に当たる.とはいえあと草稿3つというのは1760年以降のリサーチがほとんど終わっていない段階なので,けっこう辛い.まあでも「ムリっす」とか言えないので,がんばってやります,ということで同意.そして3年目は2年目までに書いた半分の見直し+残り半分の分析的な章を仕上げる,という風になりそうだ.まあ計画通りだと3年で終わることになるんだけど,ほとんどすべてのPhD学生が3年以上かけてる状況なので,どうなんでしょう.きっちり終わるとは思えんのだが......日本帰ってる場合じゃないんじゃないだろうか.


まあいい.やるだけやりましょう.