Professor Szechi

今日オフィスに来る前にNLSで勉強してたら,となりに人が座ってきたのでちょっとスペースを詰めて顔を見上げると,紺地にでっかく"AUBURN"とオレンジで書いてあるスウェットシャツ.どこかで見たことある顔.なんとマンチェスタのProfessor Daniel Szechiであった.以前エディンバラセミナーでお会いして以来だった.


お久しぶりですー,と軽く世間話(もち小声で).何のリサーチしてるんだい? と聞かれたので,今取りかかっているサンプル章のことと1st-year reviewのことを伝える.Szechi先生は数日ほどリサーチにいらしているようだ.今回は時間がないけど(明日ももちろんリサーチ,土曜の午前で帰るらしい),また来るときにはどこかで会おう,という話になった.私が図書館を先に出るときには「サンプル章がんばってよ!」と励ましてくださった.めちゃくちゃ優しいんだよなーこの人.これは惚れますよ,人として.


Szechi先生に初めてお会いしたのは2月末,エディンバラスコティッシュ・ヒストリー・セミナーだった.その時は新進気鋭のDr Derek Patrickが合同から'15までのスコットランド政治史再検討的なペーパーを読んだのだが,Szechi先生はわざわざマンチェスタからいらしていたのだ.これはチャンス,とばかりにセミナーのあとのパブにも付いていき,Szechi先生とDr Patrickともに挨拶した.Szechi先生に話しかけた時は,日本から来ました,東京での指導教員はProf. Matsuzonoでした,というと,目を丸くして'Shin!'と驚いていたなー(Szechi先生と松園先生はお友達).そのあとは研究の話を聞いてくれて,メールアドレス教えてもらって......といういつもの展開.パブで話してた時もじっくりこちらの話を聞いてくれてたし,今回も私のこと覚えてくれてたし,なんかうれしい.


個人的にツボなのがSzechi先生の服装.今回のAuburn(Szechi先生の前の勤め先)もそうだけど,初めて会ったときのセミナーでは'Jacobite Ale'とか書いてあるスウェットを着てた.Jacobite研究の第一人者がJacobite Aleのスウェットって......やりすぎ(笑).とても大学教員に見えないこのいい加減さがたまらない.「なんでManchesterのスウェットじゃないんですか?」と聞くと,「いやーまだ買ってなくてさ.でも僕はAuburnが好きだし,誇りに思ってるんだよ」と胸を張ってAUBURNの文字をアピール.なんかいいなーこの感じ.今後もお世話になると思うけど,いい人と知り合えたわ.


ちなみにSzechiは「シェチ」と読みます.こっちの人たちは「セシ」って発音する人もいるんだけど,本人は「シェチ」と言ってるし,その辺尊重すべきなのにな〜.英語圏の人たちってそういう配慮が足りないよね,全体的に.ちなみに「セシ」って発音してるのは私の指導教員のMurdoch先生だけどさ(笑)