フラット探し・完

ようやく7月以降に住むフラットが見つかった．続で書いたように事態が急変したのが5月末，それからかれこれ2-30件の問い合わせメールを出し，合計8つのフラットを見に行き，ようやく決定．実際は3週間ちょいかかっただけなんだけど，なんかすっげー長かった気がする......体力的にはそれほど疲れたわけじゃないんだけど，時間は食うし，そっちに気を取られちゃってアーカイヴに行ってもなかなか集中できなかったから，正直終わってホッとしている．とはいえここにたどり着くまでに二転三転もいいところで，なかなか難しいもんだな〜と実感した．

過程をかいつまんで話すと......

前に書いたマレーシア人のフラットが良さそうだったけど諸費用ぼったくりの疑いアリでアウト．これも前に書いた院生フラットが良さそうで，できれば入りたい旨を伝える．でも他に見に来ている人もいて，フラットの人たちも選ばなきゃいけないからしばらく待ってて，との連絡．
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他にいくつか見に行ったフラットの中にすごくいいフラットがあって（ニュータウン，寝室5，バスルーム2，デカいキッチン，超豪華ラウンジ，超清潔，月£330），ここにも入居希望の旨を伝える．でもここもかなり倍率高そう．
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カナダに行ってるマシューに「フラット探しムズいわー，お前のところのフラットがすごくよかったけど，あれほどのはなかなか見つからないよ〜」とメール．するとマシューから「俺は5月でフラットでるから，たぶん入れるぞ．連絡取ってみ」と返事．なにー！　早く言えー！ヽ(`Д´)ﾉ
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で旧マシューフラット（大学から7-8分，寝室2，そこそこ広いキッチン＋ラウンジ，清潔，月£340）に連絡．入れそうだけど，オーナーに連絡取るから一日待ってくれと言われる．これが先週の木曜．
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土曜になっても連絡がないので旧マシューフラットの人にメール＋電話で突っついてみるも返事無し．同時にニュータウンのフラットから，あんたを選びましたからよかったらうちに入ってちょ，との連絡．日曜になっても旧マシューフラットから連絡がないので，ニュータウンフラットに入りますと連絡．
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今日になって旧マシューフラットの人から連絡．「大丈夫だって．入れるって」「え？　金曜に連絡したけど帰ってこなかったら，ダメだと思って他のフラットにオッケー出しちゃったんだけど」「は？　連絡なんてきてないけど」「な，なんだってー！？」双方困惑．結局これは私が携帯に番号を登録する際に間違った番号を入力したせいだということがわかったのだが，時すでに遅し．旧マシューフラットの人には謝って，紆余曲折の末，ニュータウンのフラットに決定．

なんかもー......って感じだが，とりあえず決まったのでよしとしよう．そのニュータウンのフラットは大学から歩いて20分ちょい，19世紀半ばor後半に開発されたまさにVictorian，middle-classな感じのEast Claremont Streetというところにある．大学からはちょっと遠いのだけれど，そのぶん学生っぽさがなくて，しかもめちゃめちゃ静かな住宅地なので，環境はよさそう．フラットは最上階にあるいわゆるtop-floor flatで，屋根裏をぶち抜いて部屋を作っている．寝室数は5と多いのだが，きれいなバスルームが2つ，大きくて清潔なキッチンが1つと生活には問題なさそう．

住んでいるのはみな院生で，5人ともブリティッシュorヨーロッパからの留学生らしい．この7月に2人出ていくので新しく2人フラットメイトを募集していたのだ．残る3人のうち2人にあったのだが，一人はイングランド人で30代前半くらい．仕事をやめて大学に戻ったらしい．もう一人はフランス人で20代半ばくらいかな．とても感じのいい，話しやすい人たちで，フラットを見に行った時は部屋を見終わったらキッチンでコーヒーを飲みながら雑談して，結局1時間半くらいかかってしまった．すごく打ち解けたイイ感じのフラットで，ここに住めればな〜と思っていたけど，競争激しそう......ということで半ばあきらめていたのだ．なにせ，ネットに告知が出たその日に問い合わせメールを出して次の日の夕方に見に行ったのに（これは尋常じゃない早さ），私が4番目だったくらい．都合10人くらいは見に来たんじゃないだろうか．幸い向こうも私を気に入ってくれたようで，フラット探しを無事終えることができた．あ〜よかった．

今回のフラット探し体験は，費やした時間と労力は少なくなかったものの，そのぶん得るものもあったかな．フラット探しがどんな風に行われているのか，学生フラットと社会人フラットがどう違うのか（社会人のもいくつか見に行った），市内のどういう地域にどういう人たちが集まってどういう雰囲気なのか，などなど．学生寮は快適だし住むには申し分ない場所だけど，私はできるだけこの社会に入り込んでいきたい（うーむ，いい言葉がないな......）ので，その点でいろいろと知ることができてよかったと思う．

初めて会った人たちと何の問題もなく会話できたことで，英語の自信がちょっとだけついたのもプラス．もう日常会話には問題はないと言えそう（アカデミックにはまだまだだけど）．あとは，俺って意外とコミュニケーション能力高いんじゃね？　みたいなヘンな自信も（笑）いや，結局8つ見に行ってこちらが入居希望連絡したところは，上にあげた倍率の高そうなところを含めて全部オッケーをいただいたのだ．これは正直うれしかった．ただ，逆にニュータウンのを覗いたら全部断らなきゃいけなかったから，これはこれで心苦しかったけどね．

だらだらと長くなりましたが，こんな感じでフラット探しは首尾よく終了．これで心おきなくカナダに行けます．明日はそのフラットの人たちと夕食の予定っす．

ps

新しいフラットの詳細はこれです．